
CherieDesign誕生ストーリー
小さな頃から「お店をつくること」に夢中だった私

小さい頃の私は、「お店屋さんごっこ」が大好きでした。
お友達の家で自分たちの不要になったものや、手作りのものを売るような、今でいう「フリマ」みたいな遊びをしていました。
手書きでポップを作り、商品を並べたり、かわいい袋にいれたり…子供ながらに色々考えて工夫して「かわいいお店」を作っていたものです。
まだ幼かった私ですが、その遊びに夢中になればなるほど、心がときめいていたのを覚えています。
当時は無意識でしたが、商品の魅力を伝えたい、どうしたら相手が楽しい気持ちになってくれるか、そんなことを自然と考えていたのでしょう。
振り返れば、その頃から「お店をつくる」「お店の世界をデザインする」ことが、私の心を動かし続けていたのだと思います。
「お店づくり」の楽しさを知った社会人時代

大人になって、私はデパートに勤めることになりました。
売り場でたくさんの商品に囲まれ、ディスプレイや売り場作り、商品展開の仕事に関わる中で、改めて感じたのは「見せ方、伝え方でお客様の反応はこんなにも変わるんだ」という面白さでした。
売り場は、まるで舞台のようでした。
どんな色を使うか、どこに視線を集めるか、どんな言葉を添えるか…、そのひとつひとつが、お客様の足を止め、商品を手に取ってもらうきっかけになる。
そして何より、お客様が「素敵」「欲しい」と思ってくださる瞬間が、私にとって大きな喜びでした。
この経験を通して、「お店づくりって本当に楽しい」「もっと深く関わっていきたい」という想いが、ますます強くなったのです。
お店を応援することが、私の喜び

時が経ち、私は「自分自身がお店を持つ」形は選びませんでしたが、心の奥にあった「お店を応援したい」という気持ちは消えるどころか、どんどん強くなっていきました。
旅先で見かける看板や、街角のメニュー、チラシ、SNSの投稿…。
気がつけば、「こうしたらもっとこのお店の想いが伝わるのに」「もっと素敵に見せられるのに」と、自然とお店の応援目線で見ている自分がいました。
そんな気持ちから、小さなお店や個人事業主さんの“想い”をカタチにするお手伝いを始めました。
今では、ご縁を頂けた「レストラン」のInstagramの運用代行、チラシやポスターのデザイン、ブランディングのお手伝いをさせていただいています。
「Chérie(シェリー)」という屋号には、フランス語で「愛される人、大切な人」という意味があります。
私たちは、お客様が大切にしている世界観やストーリーを、愛されるカタチでお客様に届けたい。
そんな想いを、この名前に込めました。
楽しくできること、役に立てることを胸に、これからも

レストランのInstagramやチラシ制作をお手伝いするようになり、私は改めて気づきました。
自分の特性として、相手の想いや背景を感じ取り、それをどう表現したら一番伝わるかを考えることがとても好きだということ。
そして、それが私にとって楽しく、自然に夢中になれることだということです。
何より、私の提案やデザインで「ありがとう」と言ってもらえたとき、
「役に立てた」「一緒にお店を育てる仲間になれた」という喜びを心から感じます。
これからも、目の前の一人ひとりのお客様、そしてそのお客様が大切にしている人たちに、
温かい気持ちを届けられるようなデザイン、サポートを続けていきます。
小さな想いをカタチにし、愛される世界をつくることで、誰かの力になれる自分でありたい。
そんな決意を胸に、今日も「お店づくり」の物語を紡いでいきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。